皆さんこんにちはー。
高校生と食品生命科学科1年生に向けて、先輩の生の声が聞けるブログ連載第3弾♪
今回は「食の安全」分野から食品安全科学研究室4年のTさんがインタビューに応えてくれました。
それでは、どうぞ。
◆麻布大学のいいところを教えて下さい
そうですね、いろいろありますが、やっぱりアットホームな雰囲気じゃないでしょうか。
ほとんどの講義・実習が学科ごとになるので、同じ学科の人と一緒に過ごす機会が多く、友達関係が築きやすかったです。それに先生との距離も近くて、とても親切に対応してくれます。分からないことはすぐに聞ける環境があるのは嬉しいですね。チューター制度っていうのもあって、講義の内容以外の基礎的なことなんかも気軽に聞けるので、低学年次のころはとても助かりました。
あと、駅から近いこと!自分は朝弱いんです。講義開始ギリギリの時間に駅についても、ダッシュすれば間に合う。そんな近さに何度も助けられました。
最近はすごく寒くなってきたので、外を歩く時間が短いのも嬉しいです。
◆キャンパスで好きな場所を教えて下さい
麻布大学のキャンパスはそんなに広くないですが、自然がいっぱいで動物もいたりして、とても気持ちのいいキャンパスです。中でも好きな場所は「ウインドチャイム」ですね。
芝生の広場の横に建てられた東屋の様な建物なんですが、ペット同伴可能な落ち着いたラウンジになっています。芝生にはドッグランもあります。中には自販機もあって、長時間勉強できる空間として重宝しています。常に静かでテスト前など特に勉強に集中したい時に活用しています。
◆面白い講義や実習を教えてください。
特に面白かった実習は「食品加工学・保蔵科学実習」です。冷凍餃子とかピザとかこんにゃくとか、いろいろな食品を実際に自分たちで作って食べました。それだけでも楽しいのですが、安全な食品を作るためにはどこに気を付けなきゃいけないか、工場で生産するときにはどんな風に管理する必要があるのかなど、食の安全面、衛生面を実践的に学べたのがよかったです。
◆研究室での研究について教えてください。
私は室内の環境にいるカビをテーマに卒業論文研究をしています。
大学の講義室や研究室内にどんなカビがいるか調べながら、簡便な測定方法を検討しています。食品の学科なのに?と思われるかもしれませんが、食品工場の環境チェックなどへの応用を見据えて研究を進めています。
カビは食品に入ると異物として問題になりますし、工場内にカビが生えると、それを餌にする虫を引き寄せることになってしまいます。虫が食品に入ってしまったら、それも異物として問題になってしまいます。カビを餌にする虫って、結構いるんですよ。
この写真↓は実験の様子です。
いろんな方法でカビを検出するのですが、基本は培養なので寒天培地をたくさん作ります。この時は一気に150枚作ったのでちょっと疲れました。
こちらの写真↓は、講義室のホコリの中のカビを調べた実験サンプルです。
寒天培地に生えてきたカビの数を数えて、そして顕微鏡で観察して種類を調べます。場所によってカビの量や種類は様々で、普段よく過ごしている場所にどのようなカビが分布しているか知ることができて楽しいです。
写真ではカビがたくさんいる様に見えるかもしれないですが、数は一般的な環境と変わらなかったです。きれいな講義室でよかった。
食品安全科学研究室のTさん、ありがとうございました。
次回もお楽しみに。
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