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教えて先輩!在学生に聞いてみた~食品衛生学研究室編~

皆さんこんにちは、特任助教の松永です。

本日は、食品衛生学研究室のKさんとAさんに麻布大学でのキャンパスライフの魅力を松永がインタビューしました。それでは早速どうぞ!

 

松永:まずお二人はどのような研究をしていますか?

Aさん:私は、カビがつくるカビ毒のひとつである「ニバレノール」について研究しています。私の扱っているカビは、麦やお米などに生えて、カビ毒とよばれる化学物質を産生します。私は、カビの培養混合物から他の成分を除いて、ニバレノールだけを取り出すこと(精製といいます)をテーマに研究をしています。

初めは不安ばかりでしたが、先生方が実験の原理から機械や器具の使い方まで一つひとつ丁寧に教えてくださいました。大学生活で最も楽しみにしていたことのひとつが研究室活動であったため、1年生のときから早く研究室に所属したいなあと思っていました。コロナ禍のなかで研究はまだ始まったばかりですが、自分の所属する研究室で実験していられることをとても嬉しく思っています!


Kさん:僕は、同じカビ毒でも「デオキシニバレノール」に着目した研究を行っています。デオキニシバレノールを大量に摂取してしまうと、おう吐や食欲不振などの食中毒症状が起こります。これを予防するために、食品に含まれるデオキシニバレノールの簡単な検査方法を開発することをテーマにしています。具体的には、デオキシニバレノールに反応するモノクローナル抗体(※1)の作製を行っています。マウスの体内から採った、デオキシニバレノールに対する抗体を作り出す細胞と、無限に増え続ける能力を持ったがん細胞を細胞融合(※2)します。そして、デオキシニバレノールにのみ反応する抗体を半永久的に産生できる細胞を作り、食の安全に貢献することを目指しています。現在は、その目標に向かって細胞培養(細胞を育てる)の技術を身につける練習をしています。


※1 モノクローナル抗体:人工的につくられた単一の細胞から産生される抗体のこと

※2 細胞融合:種類の違う細胞同士をくっつけて、両方の細胞の特性を兼ね備えた細胞を作り出す技術

松永:お二人は同じカビ毒をターゲットにしながら、異なる切り口で研究をされているんですね!では、研究で面白いところは?


Kさん:顕微鏡を用いて細胞が増える様子や細胞の状態を確認できるのが面白いと思います。また、生きた細胞を扱っているので、細胞が入った培地を混ぜる操作や作業時間などで細胞の状態が大きく影響を受けることを目の当たりにできます。同じ実験操作を行うにしてもその都度異なる改善点を見出すことができ、試行錯誤しながらベストな結果を出すことにやりがいを感じます。


松永:なるほど。奥深いですね!

では質問をガラッと変えて、お二人の大学生活について教えてください。


Aさん:平日は実験をしたりオンライン授業を受けたりしています。土日はアルバイトをしています。大学生活では、自分でアルバイトして稼いだお金で、行きたいところに行ったり、食べたいものを食べたりすることが一番楽しいです。大学生は夏休みや春休みが長いため、旅行やキャンプなどの予定が立てやすいです。長期休みに旅行に行くことを目標にアルバイトやテストを頑張っています。コロナが収束して早く気軽に行かれるようになりたいです...。

それから、他学科の友達や先輩・後輩と仲良くなれるためサークルに参加することを強くおすすめします。中学・高校時代は部活動に熱中していましたが、それとはまた違った楽しみがあります!


松永:では最後に、食べることが大好きだというお二人に麻布大学周辺のおすすめのランチを教えてもらいましょう。


Kさん:大学生活はその日の授業の終了時間によって昼休みの長さが変わるので、昼休みに充てられる時間が短い場合は学内の学食などを利用しています。食事スペースは広く、友人たちと大きな机で食事をとったり、休憩したりできます。

昼休みに充てられる時間が1時間くらいある場合は、基本的に学外のお店まで足を伸ばします。1つ目のおすすめは、お寿司屋さんの「すし亭」。お昼時に海鮮丼が450円で食べられます。使用される魚はその日の仕入れによって異なるので店長におすすめで盛り付けてもらうのがGood!


Aさん:うんうん、麻布大学周辺にはおいしいお店がたくさんあるよね。同じ海鮮系だけど、私のおすすめは海鮮丼屋さんの「丼丸」さん。基本メニューだけでも50種類以上あり、日替わりの無料トッピングがあったり、数量限定・曜日限定のメニューがあったりしてついつい足を運んでしまいます。並盛で500円とお手頃ですが、ネタがぎっしりと乗っていて食べごたえがあります。


Kさん:他にも、定食屋さんの「フルール」もおいしいよ。からあげ、カレー、アジフライ、生姜焼きなどの定食を500円で食べられます。毎回無料でついてくるお通しの種類が豊富!あともう一つは、ステーキハウス「上海ジミー」。ハンバーグがおすすめで、値段が大学生にはちょっと高いけれど味は抜群。このお店は昼間より夜に行くのがおすすめです!


松永:さすが食品生命科学科、ごはんのことになると熱いですね!!皆さんもぜひ行ってみてくださいね。それでは、次回のブログもお楽しみに!



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