2020年6月8日

抽象絵画とのシンクロ体験；三宅司郎教授【教員コラム01】

こんにちは。特任助教の松永です。

食品生命科学科の先生方の新たな魅力を発信していく取り組みとして、学科ブログで教員リレーコラムの連載を開始します。

面と向かっての授業が実施できない今だからこそ！

授業でしか（あるいはPCの中でしか）見たことがないあの先生の、知られざる一面をご紹介していきます！

記念すべき第1回は、食品衛生学研究室・三宅司郎教授です。

3年前に関西から麻布大に赴任してこられた三宅先生の、神奈川のおすすめスポットとは？！

子供の頃からの私の趣味の一つに美術鑑賞があります。今日は、かれこれ40年近く通っている箱根彫刻の森美術館を紹介します。箱根湯本駅から登山鉄道に乗って彫刻の森駅で下車すると、すぐそこに広がっています。最初に行ったのは20代の時でした。お目当ては、当時から好きだったヘンリー・ムーアのコレクションです。美術館（いや、公園だ！）に着くと、傾斜地に広がる広大な公園の中にオブジェがボツッ、ボツッと立っています。ブランコや滑り台の代わりにオブジェがある光景に大変驚いたのを覚えています。その中に、ムーアの彫刻が当たり前のようにあちこちに置いてあって、只々感激でした。そして、こんな貴重なコレクションを屋外に置いて大丈夫だろうか？と心配する気持ちも湧いてきたのですが、全くの杞憂でした。今行っても、当時のままのオブジェに出会うことができます。流石プロ！美術館の皆さんのご努力に乾杯です！ムーア以外の作品もたくさんあるのですが、一押しは怖いもの見たさで入ったパブロ・ピカソのオブジェを集めたピカソ館！その圧倒的な迫力に、ピカソは分からんなどと思っていた私の心の壁は簡単に崩されて、すっかり魅せられてしまいました。それ以来、抽象絵画が私の心にシンクロするようになりました。帰る頃には、非常に満たされた感覚になり、この美術館の虜になりました。以来、数年に１度は通っています。今は通いやすくなったのでとてもラッキーです！写真は、ニキ・ド・サン・ファールの作品で、娘が中学生の時に家族で行った時に写しました。娘が学校の担任の先生にそっくりだと言って、ニックネームをつけたので大笑いしました。その娘も、今は社会人になって、アニメ映画の背景を描いています。