こんにちは。食品安全科学研究室の教員の小林です。今回は私と松永先生とで担当している食の安全分野の授業のひとつを紹介します。
その名も「食品安全学I」。そのままの授業名ですね。
以前のブログで松永先生が紹介してくれたように、食中毒の原因の多くは細菌やウイルスです。食中毒を防ぐためには、敵であるこれらの菌のことを知らなくてはなりません!これらの菌がどのような食品に混入しやすいのか、どんな時に増えやすいのか、そしてどうやったら殺すことができるか、などを知ることで、食品工場やレストラン等で対策ができます。HACCPによる衛生管理の基礎となります。
食品の安全を脅かすもの(敵)には細菌やウイルスのほかに農薬などの化学物質やキノコやフグの毒などもありますが、食品安全学Iではこのような様々な敵について網羅的に勉強します。さらに、社会として食の安全を守るために法律なども学びます。
折角網羅的に学ぶので、その学びを生かして学生には「食品安全学検定」に挑戦してもらっています。この検定は食に関わる様々な企業で社員教育などに採用されているもので、麻布大学ではなんと大学のキャンパスでこの検定試験を受けられるようになっています。みんな頑張って勉強してくれるので、毎年高い合格率を誇っています!以前に学生がブログに検定の感想を書いてくれているのでそちらも是非ご覧ください。
ところで、敵の情報は正確でなくては困りますよね。なんとなく、経験的に・・・ではなく、科学的根拠が必要です。そんな「食品」の「安全」に関する「科学」的な知見を積み重ねるのが私たちの研究室、「食品安全科学研究室」です。近々、研究室の紹介もできればと思っていますのでお楽しみに。
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関連YouTube動画はこちら↓
食品安全科学研究室
小林直樹講師
松永安由特任助教
食品安全科学研究室のラボナビで研究内容ものぞいてみてくださいね♪
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