地球共生系データサイエンス第5回:
「麻布大学における研究とデータサイエンス ― 野外調査のデータサイエンス ―」
片平先生(環境科学科)の講義に対する、大学院生Tさんからの感想です。
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今回の講義では、本学環境科学科所属の片平先生に「野外調査のデータサイエンス」を題材に、データ解析に至るまでの過程で重要なことやデータサイエンティスト全般に当てはまる心構えについてご講義いただきました。
講義の前半では、様々な要素を数えることが分野の核である、生態学分野におけるデータ収集技術の発達やデータサイエンスの発展について、古典的な生態学の研究例や生態学の最新の研究動向を踏まえながらお話しいただきました。
また、講義の後半からは、自然が持つ膨大な情報(データ)を解析に至るまでの過程でできる限り劣化させないこと、紙媒体(アナログ)から電子媒体(デジタル)へデータ変換をする際に起こる、ヒューマンエラーを様々な工夫でゼロにして、綺麗なデータを作り上げることなどデータ解析に至るまでの過程の重要性について、片平先生ご自身の経験などからご講義いただきました。
講義の最後には、「データサイエンスをただの数値遊び、数字いじりにしないためにデータの生まれる瞬間やデータ収集の現場をその目で見て、自身が使っているデータがどのようなデータなのかよく考えてほしい」という強いメッセージを頂きました。
今回の講義は、データサイエンスをこれから始める人にとって非常に勉強になる講義内容だと思いました。データ解析をすることだけに注力するのではなく、データが生まれる瞬間や解析に至るまでの過程もすべて同じように力を注いでいくことが重要であると感じました。
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食の情報分野では、主に人の集団を対象に、データサイエンス(統計学やパソコン技術)を活用して、食と健康のかかわりを地域・社会的背景を踏まえたマクロな視点から捉えます。子どもから高齢者まで、様々なライフステージの人々が抱える健康課題の解決策を立案し、社会へ実装するプロセスを学んでいます。
↓↓↓ 本学の「食のデータサイエンティスト育成」についての取り組みが、新聞やネットニュースで取り上げられています。 ↓↓↓
麻布大学 食品生命科学科の新たな取り組み
麻布未来プロジェクト130
地球共生系データサイエンス・同演習は、麻布大学の教育改革プロジェクト「麻布未来プロジェクト130」の一環として、全学のデータサイエンス教育の推進を目的とした、全学的な取組として開講しました。
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